外国人の小学生と接する機会が多いので、よく観察していると「非常に聡明である」という印象を強く受ける。欧米、発展途上国を問わず、知性レベルは日本の「よくできる大学生」レベルか、それ以上、だと感じる場合が非常に多い。理路整然とした話し方をする。一つ質問すると滔々と答えを「述べたてる」。今時の日本人とは大違いだ。英語のレベルは日本の大学生よりもはるかに高い。聞くところによると日本の小学校の授業は「お遊び」のような内容が多く、従来型の「お勉強」は「姿を消しつつある」ようだ。
日本の小中高の教育は、本当に大丈夫なのか?いや、たぶん、崩壊、瓦解していると思う。公立であれ、私立であれ、どれも同じだろう。私立中高一貫校と雖も、教師の「教える」能力が極度に低いのだと思う。何も教えていない。その原因は授業内容が「受験対策」に偏り過ぎているからだと思う。「基礎」が抜けている。基礎ができていないので、積み上げているつもりのものがボロボロ崩れている、という感じだ。
私は今まで大きな勘違いをしていたことに気が付いた。
灘、東大寺、開成、栄光、桜蔭、聖光などの私立学校の生徒は群を抜いて優れていると思い込んでいたが、実は発展途上国を含めた外国と比べると灘、東大寺、開成、栄光、桜蔭、聖光などの私立学校の生徒が実は「普通レベル」であって、その他の学校の生徒のレベルが「低すぎる」のだ。
だから、日本で教育を受けた日本人は、その後の進学先がTimes Higher Educationの世界ランキングでは46位の東大どまりとなり、それよりランキングが高い英米の世界ランキング20位以上の大学に進学ができないのだ。近年、数名規模の英米の世界ランキング20位以上の大学進学者が出現してきたが、恐らくほとんどが「帰国子女だった」高校生だろう。日本の学校教育100%だった者は2~3名ではないか?
日本の政治家、官僚の質が劣悪な理由も、きっと同じなのだ。ひょっとするとビジネス分野もだ。
こんなことを、あれこれ議論していても無駄なので、日本の小学校の様子が少しでもおかしいと感じているならイギリスの小学校に、早ければ、今年の秋に入学することだ。
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