ventureはadventureの短縮形だ。そのadventureの語源はラテン語のadvenier(=arrive)で、それが同じラテン語のadventurus(=about to happen)となった。それがaventureというフランス語となり、それが英語のadventureに変化したのである。このaventureというフランス語は日本人の誰も知っている「アバンチュール」だ。
今はやりのベンチャー企業は実は「アバンチュール企業」なのである・・・・・。1066年イギリスはフランスの支配下に入った。その後、少なくとも300年ほどはイギリスの公用語はフランス語だった。
英語の単語は「語源」を知れば記憶しやすくなる場合が多い。語源の多くはフランス語であり、さらに元を辿るとラテン語に行くつく。稀にギリシャ語の場合もある。アカデミックな単語はほとんどがラテン語、ギリシャ語と言えるのではないか。語源を知れば単語を覚える有力な手掛かりになる。従って力づくで丸暗記するという方法は「最悪の方法」なのである。
なお、語源で英単語を覚える場合、prefixとsuffixが重要なファクターであることに気づくだろう。