文法にしろ単語、熟語にしろ通常は日本人は日本語で書かれた参考書、テキストを使い、日本語で理解しようとする。これが、しかし日本人が英語ができなくなる根本の理由だろうと思う。
日英併記の文章を読むと頭が混乱するのが「普通」なのだ。
この「日英併記」が曲者で、それさえ止めてしまえばスムーズに英語が頭に入っているはずだ。即ち、英語は英語で学習する。辞書は英英辞書にして文法も全て英語で書かれたテキストを使う。
高校生以上であれば、オンラインのコースで自力で受講することができるはずだ。
どういうコースで勉強するかだが、先日紹介したBBCのコースやStudy.comのGrammarがいい。
本屋にずらりと並べられた、大学入試問題の参考書を見ていてある事に気が付いた。
それぞれの大学の入試問題というのは問題作成者「個人」が「自分が理解しにくい内容(文法や単語、熟語)」を出題しているのだ。奇妙な問題、難解な問題が出ているとしたら、それは、その大学の問題作成者の頭の中を見ているのである。日本語で書かれた参考書は、そういう”大学入試問題作成者”が注目している文法、単語に関する情報が満載されているにすぎない。それをいくら頭に詰め込んでも英語は身につかないのは当然と言えば当然だ。