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国立大学はTOEFL・IELTSを採用すべきである

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東大をはじめとした国立大学は英語の外部試験を排除することに躍起になっているが、とんでもない話だ。もっとも、この機に乗じる国内の勢力もあるので注意が必要だがTOEFLやIELTSを採用しないのは誤りだ。TOEFLかIELTSを採用することとして、その他の外部試験は排除し、さらに大学独自の入試問題を排除すべきなのである。

2018年東大の問題1の英文の原文はワシントンポストに紹介されている書籍の文章だ。相当な長文である。それと東大の問題文を比較して見ると、東大の問題文は、その一部を切り取ったものであることがわかる。さらに驚くべきことに東大の入試問題の文章は、ワシントンポストに掲載されている原文に手を加えていて、原文とは全く別物になっているのである。どういう具合に手を加えているかと言えば、例えば原文の最後の「It can be exceedingly hard to dislodge what people think, even by presenting them with the facts.」は東大の問題ではIt can be extremely hard to change what people think, even by presenting them with the facts.に変えられている。
また下記のようにすっかり書き換えられていたりする。
原文
If most of the people we know believe a rumor, we tend to believe it too. Lacking information of our own, we accept the views of others. When the rumor involves a topic on which we know nothing, we are especially likely to believe it.
東大問題文
Once a certain number of people appear to believe a rumor, others will believe it too, unless  they have good reason to think it is false.Most rumors involve topics on which people lack direct or personal knowledge, and so most of us often simply trust the crowd.
 

じっくり見ると、この東大の入試問題文は原文をツギハギだらけにしたものであることがわかる。

 

こんなことに時間と労力をかけているのが東大の入試問題なのだ。まったく馬鹿馬鹿しい。明治から昭和にかけて、日本人のエリートは英語、ドイツ語、フランス語の習得に懸命に取り組んだ。

 

今の時代は英語だけでいいので「中学高校は英語で教育を行う」ようにすればいい。

英語ができない理系の人材の取り扱いを懸念する声があるが明治~昭和も同じような懸念はあっただろうに、と思う。英語で教育するとなると教員は英語ネイティブとすべきだし、日本人の教員は英米、カナダ、オーストラリアの大学、大学院を卒業した者とすべきだ。

 

英語が世界のディファクトスタンダードであることを無視して日本が生き延びることはできない。

 


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