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東大文系学部進学という愚行

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遅くとも2030年ころには東大文系卒の人は確実に無用の長物になっている。それにもかかわらず毎年、開成、灘、筑波大学附属駒場、桜蔭、渋谷教育学園幕張、麻布、 駒場東邦、聖光学院、栄光学園 、西大和学園  、ラ・サールから合計で実に350名もの人が東大の文系学部に入学している。これらの人が進学すべき先はアメリカの世界大学ランキング100位以内の大学だ。アメリカの大学に入り1~2年をかけて自分が進むべき「理系分野」を決めるべきだ。アメリカは応募時点で専攻を決める必要がない。専攻を決めるのは合格してから2年以内でいい。優秀な資質をあたら東大文系学部に入って台無しにしては国家の損失になる。

 

日本企業も人の採用が「ジョブ型」に移行し始めたので新卒採用が減っていく。さらに新卒採用にしても、学生の期間中に長期のインターンシップを実施して採用者を決める企業が徐々に増えていく。ということはインターン採用が「採用一次試験」になる。そうなるとインターン採用の時点で「何ができるのか?」が問われることとなる。

 

人事、労務、法務、プロキュアメントなどなどの東大文系を好んで採用しそうな大手企業のそういう部門でインターン募集なんて多分ないだろう。そういう部門は経験者採用になっていく。民間企業での東大文系新卒の需要はいずれなくなる。今不足しているのはプログラマーだから、プログラマースキルを身に着ければいいのだろう。その風潮を反映して文科省は2025年1月に実施される大学入学共通テストに「情報」を加えることをこの3月24日に決定したそうだ。入試科目に採用するかどうかは大学が決めるようだ。だが、一方で人工知能によるプログラミングの自動生成技術が進化する。プログラミング人材が少ないからプログラミングの自動生成のニーズが高まるという当然の流れだ。今から5年後の2025年には今必要とされるレベルのプログラマーは「無用の存在」になっている可能性が高い。2025年以降に必要な能力はプログラミングを自動生成するために必要とされる能力だ。それはディープラーニングの基礎知識であり、ディープラーニングを実装する能力であり、人工知能言語の運用能力だと言われている。しかし、2025年から5年もすれば量子コンピューターかあるいは疑似量子コンピューターが実用化されているだろうから、そういう能力すら無用になる可能性がある。こういった潮流の中、確実に言えるのは「文系人材」は無用ということだ。

 

遅くとも2030年前後には文系がやれるような事は全て人工知能化されることは確実だと思う。業務内容が「高度であればあるほど」自動化される。会計士、行政書士、税理士さらには弁護士の仕事はなくなるか、必要人数が少なくなる。薬剤師は確実に不要になるし医師すら必要数は少なくなる。

 

 


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