質の高い教育を受けようとすれば、それに見合った対価を支払う必要があるのは当然だ。日本には高所得層向けの学校はない。ほとんどが低所得層向けで、ごく一部が中所得層向けだ。その結果、教育の質が悪い。そして多くの学校には特殊な臭気が漂っている。
日本の伝統を否定し究極の自由を追い求める卑しい人間の臭気である。芥川龍之介の蜘蛛の糸の主人公”カンダタ”が同じ臭気を漂わせていただろう。
主な県の年収2千万円以上の人口
「東京都」12万0493人
「神奈川県」4万0696人
「大阪府」3万1063人
「愛知県」3万0838人
「埼玉県」2万2432人
「千葉県」2万0070人
「兵庫県」1万9239人
「福岡県」1万3697人
「北海道」1万2346人
「京都府」8793人
高所得層向けの教育はアメリカ、イギリスにある。
不思議なことに、それらの高所得層向けの学校には日本の学校に漂うような臭気は全く感じられない。おそらくノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)が存在しているからだろう。
全ての生徒と教師が「教育を受けるのは地域に役立つ人となるため、日本の国に役立つ人間となるため」という明確な目的意識を持てば、一夜にして全ての日本の学校から臭気が消え、光輝く希望の場所となるだろう。