Times Higher Educationの最新情報によれば、日本社会、特に産業界からは東大、京大などに勝るとも劣らないという高い評価を受けているはずの慶応大学は総合スコアは29.4の評価に過ぎません。世界全体のランキング発表はまだですが、おそらくTop400には入っていないでしょう。東大は76.1(但し2014年版)、京大は62.8(但し2014年版)ですので格が違うことが歴然としています。
Times Higher Educationによれば慶応と同格の海外の大学は下記のような大学です。
King Saud University Saudi Arabia 29.8
Keio University Japan 29.4
National Taiwan Normal University Taiwan 29.4
Bar-Ilan University Israel 29.2
29.4というスコアは「名門リサーチ大学」とは言えないレベルであり「標準的リサーチ大学」とでも言うべきでしょう。
グローバル化が進む中、将来の日本のリーダーを目指す皆さんは中国、韓国、台湾、シンガポール等のアジア諸国の人々と否が応でも競争しなければならない時代ですので、国内だけに通用する大学の評価をもとに進学先を決めるのではなく、世界レベルの大学評価をもとに進学先を決めるべきです。
そして「就職には国内の名門大学が有利で国外の大学は不利だ」などという脅し文句に屈せず、大手予備校が作った偏差値にもとづく国内大学評価などドブにうち捨てる覚悟を持つべきです。
この偏差値も、最近では何かと批判に晒されており、正常な判断力を持った人は「何かおかしい」と気付いているようです。しかし、それを捨てるまでには至っていない。日本という範囲でしか物事を考えられないからです。
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国内大学ランキングはドブに捨てよ!
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