英語の単語、文章を声にして出す場合、一般の日本人は「なんとなく」発音していますが、それでは「犬や猫」の鳴声と同じでネイティヴスピーカーには何を言っているのかわからない場合がほとんどだと思います。始末が悪いことに、社会的な地位が高い人の中に「カタカナ発音で何が悪い」と居直る人がいる。
そういう連中に何を言っても無駄なので、放っておくしかないのですが、これからアメリカやカナダ、イギリスに留学しようという人は、先ず、発音記号を習得するべきです。半年もあればマスターできるはずです。難しいのは子音ではなくて母音こそ難しい。母音のマスターが生命線です。
日経新聞の6月28日朝刊の「私の履歴書」(松本 紘 前京大総長)は高校生の時に発音の重要性に開眼されたそうです。アカデミズムの方は、往々にして発音を軽視する傾向にあると感じますが、極めてめずらしいことです。山中 伸弥(教授) - 京都大学 iPS細胞研究所も発音の重要性に触れる発言をされることがたびたびあります。
中国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ベトナム語、日本語などなど言語の音声には各々独特の「くせ」があります。そのくせを自分の母国語と同じ音声で発音しても通じるわけがない。そのことに多くの日本人は余りに無頓着であり、実に傲岸です。
物事には必ず「美醜」があります。美しい話し言葉はコミュニケーションにとって極めて重要です、醜いものは目にしたくないのと同様、醜い言葉は耳にしたくないのが偽らざる人間の心理でしょう。
英語の美しい発音を習得する唯一の方法は「発音記号」のマスターです。
英国音にするのか米音にするのかを、最初に決める必要があります。
アメリカの大学進学を前提とするなら米音の習得をするべきでしょう。
その場合の具体的方法は、このサイトを参考にしてください。
きちんとした米語の発音ができるようになれば、それに伴い「意識」も変化するはずです。おそらく日本語の思考回路から米語の思考回路に変化する。
その後一気にTOEFL、SATを勉強すれば短時間で克服できるはずです。まだ誰もやったことがない方法ですが、今までのやり方では99%の一般の高校生は、あるいは大学生はTOEL、SATを克服できなかったはずですので、やってみる価値はあるでしょう。
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発音記号をマスターすれば意識が変わる
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