6カ国(米英仏露中独:なぜ日本が入っていないのか不思議です)がイランと核開発で合意しましたがイスラエルは強く反発し「イスラエルはこの合意に縛られない。われわれはいつでも自分たちを守る、と宣言し、イランへの軍事攻撃の選択肢も消えていないことを示唆した」とのことです。
イスラエルが激怒している気配がひしひしと伝わってきます。イスラエルが怒るのも無理が無いことで、実は合意の狙いは「イランが原子爆弾1個分の核分裂性物質を製造するのに必要な時間(ブレークアウトタイム)を従来の推定2~3カ月から1年以上に延長すること」
というではありませんか。時間稼ぎにすぎず、いずれイランは核兵器を持つ。
絶望の縁に立たされたイスラエルがイランを含む敵対諸国に先制核攻撃をしかける恐れは十分あるのではないでしょうか。2015年7月~2016年7月までの間に起りえる。万一、そうなったならイスラエル+アメリカとイラン+中国+ロシアの全面軍事対決に発展し、日米安保条約の約束をアメリカが完遂できなくなる可能性が高くなると思います。核弾頭の数はロシア1万発に対してアメリカは8千発です。中国、ロシアは極東の軍事的優位を狙うことでしょうし北朝鮮は38度線を越えるでしょう。
その時、日本はどうなるのでしょうか?
安部政権の安保関連法案どころではなくなると思います。安保条約が機能しなくなった時に備えて、我が国は独自の国防軍事力を完備するべきです。中国、ロシア、北朝鮮の軍事力に拮抗する軍事力を持つ唯一の方法は核武装です。アメリカは核弾頭を減らしたがっていますから自衛隊が20発ほど購入すればいいでしょう。それだけでは不十分なので核弾頭ミサイルを搭載できる原子力潜水艦を10隻ほど持つべきだと思います。その一方で、軍事標的になる恐れがある国内の原子力発電所は全廃にするべきです。そうすれば日本は、多くの日本人が好きな「安心、安全な」という言葉通りの国になります。
核弾頭は専守防衛の武器ですから、かしましい護憲論の学者、文化人も反対できない。もちろん「センチメンタル」な反対は生じるでしょうが、日本人は、そろそろ、幼稚で可愛い国民からの脱皮をする必要があると思います。
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幼稚で可愛い日本人からの脱皮
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